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屋外広告よりも自由度が大きい交通広告【京都】

2020.10.26 

みなさん、こんにちは!

 

今月より「GoToイート(Eat)キャンペーン」が実施されましたね。

キャンペーンを利用して京都の町巡りをしてきました。

 

京都といえば、歴史的建造物が至るところに存在しています。

古都京都の文化財に加えて「京都」という町自体の歴史的価値はどのようにして守られてきたのでしょうか。

 

それは京都市民の草の根レベルのたゆまぬ努力と京都市独自の「京都市景観条例」によって守られてきたのです。

 

■景観条例とは?

「景観」とは、眺めや風景の事を指し、地域の生活や文化を写し出す鏡といわれています。

「景観条例」とは、地域の特色や個性を生かした良好な景観を形成するための条例の事を指します。

 

■京都市景観条例とは?

京都の個性や魅力の源泉は、歴史や文化であり、それらを象徴する美しい景観です。京都の優れた景観を「守り、育て、50年後・100年後の未来へと引き継いでいく」という理念のもとに、建物の高さやデザイン・屋外広告物(看板)などを厳しく規制するために施行された、全国で最も厳しい景観条例です。

 

では、具体的にどのようなことか見ていきましょう。

こちらは代表的な存在で知られている「茶色いマクドナルド」です。

茶色の背景となっており、落ち着いた雰囲気の店構えとなっています。

 

マクドナルドのイメージカラーと言えば、赤色の背景に黄色い「M」のロゴですよね。

「なぜ赤色ではなく茶色なの?」と疑問に思った方もいるのではないでしょうか。

 

実は「京都市景観条例」内にある屋外広告物の色彩に関する規制により茶色となっているのです。

どのような規制内容なのかご紹介していきます。

 

■規制対象色及び禁止色

こちらの画像*1は京都市が定める規制対象色及び禁止色になります。

赤色・緑色を例としておりマンセル値*2の彩度が画像内の表に掲げる数値を超える色が規制対象色及び禁止色となっています。

規制対象色とは、使用可能な色だが掲出場所(地域)によって広告内に使用できる割合が制限されている色の事を指します。

禁止色とは、使用できない色の事を指します。

*1 京の景観ガイドラインより抜粋

*2 色を数値で表現する方法の一つで、マンセル・カラー・システムによって表記された色を表す値

 

京都市にあるマクドナルドの背景が赤色ではなく茶色の理由は、

イメージカラーとなる赤色が「京都市が定める禁止色」に当てはまる事により「茶色いマクドナルド」になったのです!

 

しかし、下記の写真をご覧ください。

こちらの写真はJR京都駅構内にあるマクドナルドの看板広告です。

「なんで駅構内の看板は茶色じゃないの?」と思われたのではないでしょうか。

 

その理由は、機構内は京都市が定める京の景観ガイドラインにある

規制を受ける広告物の種類」に該当しないので、

駅構内の看板広告では背景が赤色のマクドナルドが見られるのです!

 

京都で広告をお考えの方は、屋外広告に比べるとデザインや色などの自由度が大きい交通広告も選択肢の一つとして考えてみてはいかがでしょう。

 

京都の媒体情報などにお困りの方はお電話(Tel 06-6621-1481)又はお問い合わせフォームからお気軽にお問い合わせください。

 

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当記事に記載の法令条項 及び ガイドライン等は、執筆時点の状況です。実際には、内容が更新されていきます。詳しくは、下記をご参照ください。

京都市景観条例 https://www.city.kyoto.lg.jp/tokei/page/0000236453.html

京の景観ガイドライン(広告物編) https://www.city.kyoto.lg.jp/tokei/page/0000146248.html